こんばんは、
出張専門のお坊さん 有坂脩岳 です。
今日、ご紹介するのは
藤田一照 山下良道 共著『アップデートする仏教』。
本書は二人の曹洞宗僧侶が日本での修行を終え渡米して研鑽を深める。更に山下良道師はミャンマーにて比丘となり日本人で初めてパオ瞑想メソッドを修了。
現在の日本仏教を「仏教1.0」、テーラワーダ仏教を「仏教2.0」、アップデートされた仏教を「仏教3.0」として、形骸化した日本の仏教を更新することで、本来仏教が持っていた力を取り戻すことを模索する二人のカリスマ僧侶が対談形式で日本の仏教を根底から刷新することを試みる。
藤田一照師の「日本の仏教では修行すると怒られる」という指摘には本当にその通りだと共感を覚える。
お経が読め葬式と法事ができればいい、それ以上の勉強は必要ないと考える高僧がいることは事実である。
山下良道師の「パオ瞑想メソッドのコースを修了できるのは千人中せいぜい10人くらいのもの」。「仏教2.0」の修行法は成功率1%以下という指摘には驚きを隠せない。
読了後、両師が提唱する「仏教3.0」というアップデートされた仏教は私にはよく理解できなかった。
坐禅修行の深い体験がないと難しいように思われる。
ともあれ、既存の仏教に物足りない方は一読してみてはいかがでしょうか。
出張専門のお坊さん 有坂脩岳
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