諷誦(ふじ)

諷誦(ふじ)

私の住んでいる周辺ではお盆の行事の一つとして施餓鬼(せがき)と呼ばれる法要がお寺にて行われます。写真の封筒はこの時に使われるもので『諷誦』と書いて『ふじ』と読みます。辞書では「ふうじゅ」ですが、地元の人々は昔から諷誦(ふじ)と呼び慣わしています。

使い方は、お寺で行われる施餓鬼法要の際に新盆の家人や親戚の人達がお金を包み、故人を讃える諷誦文(ふじもん)をお寺の住職に読み上げてもらいます。

この諷誦文は一本二本(いっぽんにほん)と数えられ、故人に近い親族ほど供養の為に数を多く上げるのが昔からの習慣です。

この諷誦と書かれた封筒がコンビニのレジ横に置いてあることによって土地の風習が垣間見えますね。

コメント一覧

関根章平

こちらのサイトでようやく意味が分かりました。母から指示されて、お寺に行くようになって「ふじ3本」と言われて、何だろう?と思っていました。その母も亡くなりました。母が亡くなって7回忌が終わり、調べていたらようやくこちらのサイトにたどり着いて、今までずーっと謎だったことがすっきり解決しましたしました。感謝申し上げます。私は秋田県能代市に住んでいます。宗派は日蓮宗で、本澄寺(ほんちょうじ)というお寺にお世話になっています。ありがとうございました。

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有坂脩岳

返信が遅くなり大変失礼しました。
お役に立ててなによりです。
コメントありがとうございました。
合掌

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