こんばんは、
出張専門のお坊さん 有坂脩岳 です。
日本の仏教は
「お釈迦様の正しい教えではなく偽物」
という話はよく聞くところです。
今日は少し、日本の仏教とお釈迦様のオリジナルの仏教の違いについてお話したいと思います。
仏教は「上座部仏教」と「大乗仏教」に大きく分かれます。
上座部仏教は、スリランカ・タイ・カンボジア・ミャンマー・ラオスなどで信仰されています。
大乗仏教は、中国・朝鮮半島・日本など東アジアを中心に信仰されています。
日本の仏教は、大乗仏教の系統に属する仏教になります。
次に考え方ですが、
上座部仏教はお釈迦様のオリジナル仏教の系統に属し、出家して特別な修行に励んだ者だけが悟りを開くことができると考えます。
大乗仏教はお釈迦様のオリジナル仏教とは異なり、在家のままでも悟りに近づくことができると考えます。
特別な場所で特別な修行を必要とする上座部仏教に対し、大乗仏教は特別な修行をしなくても悟ることができるという点が異なります。
お釈迦様のオリジナルの教えではないから偽物だとするのではなく、歴史の流れから見ると、「大乗仏教は本来の釈迦の教えとは異なる別個の宗教である」ことを理解をしておく必要があります。
そして、大乗仏教の系譜にある日本仏教も、日本で独自に発展した仏教であり、教義の内容がまるで異なっていることを念頭に置く必要があります。
次回はもう少し詳しくをみていきたいと思います。
世界が平和でありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
信仰を持たない人
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困っている人のための「新しいお寺作り」を
再開します。
出張専門のお坊さん 有坂脩岳
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