彼岸の中日 こんな一日を過ごされてみてはいかがでしょうか

彼岸の中日  こんな一日を過ごされてみてはいかがでしょうか

おはようございます。

般若心経の大好きなお坊さん 有坂脩岳です。


今日は秋のお彼岸の中日ですね。

仏教では、仏国土(ぶっこくど)がある大きな川の対岸(彼岸)に渡ることを目指します。

仏国土というみんなが幸せになれる世界に行くことを「彼岸に渡る」といいます。


般若心経というお経の正式な名前は「般若波羅蜜多心経」ですね。

パーリ語で、般若は「パンニャー」。

サンスクリット語で、彼岸は「パーラム」、渡るは「イター」。

「智慧でもって彼岸に渡ることを教えたお経」という意味です。


道元禅師は「修行をするというプロセス自体がすでに向こう岸に着いていることだ」といいます。

最も大切な修行は「布施」です。

自らが喜んで人に施しをすることです。

「柔和な顔」

「にこやかな顔」

「やさしい言葉」

で相手に接することを「和顔愛語(わげんあいご)」の布施といいます。


自分も嬉しい気持ちになり、相手も嬉しい気持ちになる。

そんな笑顔の布施、言葉の布施を心掛けてみてはいかがでしょうか。